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本記事では松本零士作のSF漫画、『銀河鉄道999』(ぎんがてつどうスリーナイン)を原作とした、各種アニメ作品について解説する。 == テレビアニメ == === 作品解説 === フジテレビ系列で、1978年9月14日 - 1981年3月26日に全113話 + テレビスペシャル3話が放送され、翌1982年に総集編が放送された。東映動画製作。文化庁推薦作品。最高視聴率は22.8%〔東映ビデオ『銀河鉄道999』ブルーレイ紹介ページ 〕 。なお後述する劇場アニメ版の製作はテレビシリーズ放送開始の3日前に決定されていた〔藤津亮太「『銀河鉄道999』(映画版)」『20世紀アニメ大全』双葉社、2000年、pp.30-33〕。 アニメ化にあたってはさまざまな工夫がなされた。チーフディレクター・西沢信孝がこだわったのは旅をする鉄郎の内面をどう表現するかであった〔NHK衛星第2テレビジョン『お宝TVデラックス』「宇宙へのロマン」(2007年10月13日放送)、西沢信孝インタビュー。〕。以下に例示する。 # 意図的に色調を全体的に暗くすることで、鉄郎が訪れる惑星で直面するさまざまな出来事に対し、悩みや疑問を抱く鉄郎の心理を表現。 # 鉄郎への感情移入を視聴者に促す演出として、『宇宙戦艦ヤマト』にもみられた女性スキャットの挿入、叙情的なバイオリンの音楽を多用。 # ナレーター・高木均によるエンディングでの朗読。その時間に1分とることで作品を締め、話を盛り上げ、幻想的な雰囲気作りを行った。 そのストーリーの多くは他の漫画原作アニメ同様に「原作をトレースするスタイル」で、原作のストックが尽きた際には別の松本短編作品をアレンジしたアニメオリジナルエピソードなども盛り込まれた(各話リストも参照)。低年齢視聴者への配慮として過激な台詞回しを抑えたり、結末を変更した作品もある。その一方で、作中のヒロイン・メーテルのヌードシーンなどを一部カットする一方で、原作よりも過激で暴力的な表現も多々見られた。また、文化庁推薦のアニメでありながら10歳の鉄郎が飲酒を行うシーン(「時間城の海賊」ほか)があるなど、教育上、問題のある場面もある。なおテレビアニメ版の最終回は漫画版終了前の放送であったため、原作の結末とも映画版の結末とも違う独自の展開となっているが、終着駅の消滅とそれに伴うプロメシュームの死、メーテルとの別離という基本的な流れは踏襲されている。 次回予告を車掌役の肝付兼太が行い、最後に「次回の銀河鉄道999は、(次回タイトル)に停まります」で締めることが定番であった。例外として、新番組予告の際には「(タイトル)は、いよいよ出発進行!」で、最終回予告の際には「(タイトル)に到着します」でそれぞれ締められている。また、最終話(第113話)のみ、冒頭で表示されるサブタイトルの読み上げも行っている。 スポンサーのポピー(現・プレックス)からは関連商品として、999号に加えて111号から888号までのダイキャストのおもちゃが発売されて、オープニングアニメやアイキャッチなどに登場したが、売り上げは今ひとつだったとされる〔赤星政尚、高橋和光、早川優『懐かしのTVアニメ99の謎 (東映動画編)』二見書房、1995年、pp.225-226〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「銀河鉄道999 (アニメ)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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